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YAMAHAルータの実機・検証 第20回 通信速度の比較検証

ホームページの表示が遅かったり、なかなか繋がらないなどの症状があったことはありませんか?
特にマイクロソフトのWindows updateの公開日や翌日はこういった症状の問い合わせが多くなります。そもそもWindows updateの公開日がいつなのか、気にしなければわからないと思います。

Windows updateの公開日はいつか?

Windows updateの配信予定日やセキュリティ関連の情報については「セキュリティTechCenter」で随時公開されています。Windows updateの公開予定日スケジュールもサイト内に掲載されており、
「セキュリティ更新プログラム情報は毎月第2火曜日(日本ではその翌日)に公開しています。」
とアナウンスされています。

主な原因

なぜWindows updateの公開日にホームページの表示が遅かったり、なかなか繋がらないなどの症状があらわれるのでしょうか。考えられる要因として

  • ホームページの表示が遅いパソコンでWindows Updateが実行中
  • 社内ネットワークの中にある他のパソコンでWindows Updateが実行中で、社内からインターネットへの接続に負荷がかかっている
  • 契約している光回線自体がWindows Updateで混雑している

が考えられます。

今回は契約している光回線自体が混雑しているのかいないかの確認方法を紹介します。

確認方法およびネットワーク構成

ネットワーク構成図
ntt-isp-1

今回利用するルータはYAMAHAのRTX1200です。確認する方法として速度測定サイトを利用します。インターネットで速度測定サイトはいくつもありますがその中の1つ「BNRスピードテスト」、「USEN スピードテスト」と、NTTが提供している「エリア内速度測定サイト」で確認します。

NTTの「エリア内速度測定サイト」はISPを経由せず、NTTのフレッツ網内で完結する速度測定サイトになります。「エリア内速度測定サイト」を利用するには専用のPPPoE接続の設定をおこない、専用サイトである「サービス情報サイト」にアクセスする必要があります。ISPを利用しないので光回線自体が混雑しているかどうか確認するには適しています。また、NTTの「エリア内速度測定サイト」で通信速度を測定するたびにPPPoEの設定を変更するのは業務にも支障がでるので今回はISPとNTTの同時接続の設定をおこないます。

ルータ設定内容

RTX1200の設定内容です。

PPPoEの設定はインターネット接続とNTTの2つになります。

設定の注意点

今回設定にあたり下記に注意してください。

4,5行目

上記はNTTの「サービス情報サイト」を利用するために必要なルーティング設定になります。
最新のルーティングアドレス情報は下記サイトで公開されています。

NTT ルーティングアドレス情報一覧

91、92行目

上記はNTTの「サービス情報サイト」を利用するために必要なDNSの設定になります。
「サービス情報サイト」関連のURL「*.v4flets-east.jp」のDNS情報はインターネット上にはありません。NTTの専用接続アカウントを利用して接続した時に取得する専用のDNSサーバで「*.v4flets-east.jp」を名前解決できるようにします。

また、この設定では番号が若い順で優先されるのでpp2の「*.v4flets-east.jp」をpp1より若い番号で設定します。

速度測定の結果

設定ができたので速度測定を行いました。できるだけ同じ状況にするため同じ時間帯に「BNRスピードテスト」、「USEN スピードテスト」、「NTT エリア内速度測定サイト」でそれぞれ2回おこないました。
光回線の種別は「フレッツ光ネクスト ファミリータイプ」になります。
下記は各サイトの結果になります。

BNRスピードテスト

サイトURLは http://www.musen-lan.com/speed/ になります。
下記は速度測定の結果です。

1回目
bnr-1
2回目
bnr-2

USEN スピードテスト

サイトURLは http://www.usen.com/speedtest02/ になります。
下記は速度測定の結果です。
1回目
usen-1
2回目
usen-2

 

NTT エリア内速度測定サイト

サイトURLは http://www.v4flets-east.jp/ からアクセスして「速度の確認」から速度測定をおこないます。
下記は速度測定の結果です。
1回目
ntt-1
2回目
ntt-2

まとめ

速度測定の結果はパソコンのスペック、測定する時間帯、環境により大きく変化します。測定サイトにより数値は異なりますが50Mbps以上の結果になりました。特に「NTT エリア内速度測定サイト」はISPを経由しないので他のサイトより高い数値が出ています。
重要なのはホームページの表示が正常な時に速度測定をして記録しておき、ホームページの表示が遅いなどの症状がでたときに各サイトの速度測定をおこない、事前に記録した数値と比較することです。特に「NTT エリア内速度測定サイト」で速度低下がでているかどうかにより、速度遅延の原因が光回線自体なのかどうか確認できます。