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OpenLMIでサーバ管理をするために~ハードウェア・パッケージの管理について~

ハードウェアの情報について

前回のOpenLMIでサーバ管理をするために~インストール編~をご覧になられてから読むことをお勧めいたします。

OpenLMIをテスト環境として使用するためにCentOS7をVirtualBOX上で仮想的に動かしています。

物理サーバの場合のコマンド出力と多少違う場合があるかもしれません。

OpenLMIではCUIツールを提供しています。これにより、簡単に管理対象サーバに接続しオペレーションを実行することが出来ます。
まずは管理システムのサーバにアクセスしてみます。


管理システムのサーバとクライアントシステムのサーバが分かれていない場合は(管理対象のサーバ)をlocalhostと指定してアクセスしてください。

コマンドの中の(管理対象サーバ)はIPアドレスもしくはホスト名を指定してください。

各情報の取得ができるか確認してみます。まずはハードウェアの情報を取得します。


OS上で設定されたホスト名の他に、管理対象サーバーの製造元のメーカー名や、サーバーのモデル名、CPUの種類、CPUソケット数、CPUコア数、CPU動作周波数、メモリ容量などの情報が取得できていることがわかります。

通常のコマンドで確認する場合はcat /proc/cpuinfoや/proc/meminfoのコマンドを使用して確認する必要がありますが、OpenLMIの場合はhwinfoで代用しています。

ハードウェア情報に加え、OS情報、ファイヤウォール、ネットワークインタフェース等のシステム情報をまとめて表示することもできます。


上から順にハードウェア、CPU、メモリ、OS、カーネル、ファイアウォールの有効・無効、ログの有無、ネットワークの項目が確認できます。

ネットワークデバイスの管理

lmiコマンドでは対象のサーバのNICや仮想的なインターフェースも確認をすることができます。

下記のコマンドを使用してインタフェース名、現在の状態、MACアドレスの一覧を取得することが可能です。


KVMで利用される仮想的なインタフェース「virbr0」についての情報も分かりやすい形で表示できます。

続いて管理システムのサーバのストレージ情報を確認してみます。


もっとパーティションを分ければよかったのですが、/dev/sdaの配下にパーティションが区切られていることが分かるかと思います。

Size(容量)の部分がバイト表示になっているので少し見にくいかもしれません。

パッケージ管理について

CentOSやRedHatであればyumやrpmを利用してパッケージ管理をしますが、OpenLMIではlmiコマンドを使用して管理をします。

Apache,MariaDB,PostgreSQL,PHP,BIND,Postfixのパッケージに関しては下記のコマンドですんなりとインストールが可能です。

すでにyumでインストールされている場合でも同様に管理は可能です。ですが、ソースからインストールした場合管理ができなくなりますのでご注意ください。

あくまでパッケージの管理なので実際のconfファイルなどの設定はlmiのCUI上からはできません。別途スクリプトを作成する必要があります。


yumと同じくリポジトリを設定できます。


アンインストールする場合は下記のコマンドで実行できます。


各パッケージのアップデートについては下記のコマンドで実行できます。


各パッケージの情報を確認したい場合は下記のコマンドで実行できます。


yumを使用したことがあればそれほど違いはないのですぐに使用できるかと思います。

OpenLMIからのサービスの起動・停止といった操作も可能です。

管理対象サーバーの各種サービスの起動、停止、状態確認等の管理ができます。例としてApacheで確認してみます。


Status=Stopped となっているため現在は停止しております。

Apacheを起動させるコマンドは下記の通りです。


再度Apahceの状態を確認してみます。


Statusの部分がRunning – OKとなっているので起動が確認できます。

まとめ

実際に使用するにはまだOpenLMIがスタートしたばかりなので早い気がしますが、ゆくゆくは管理コマンドの標準化が進めばとても楽になるかと思います。

現在対応するディストリビューションがRedHat、Fedora、CentOSしかない為、あまり利便性が感じられないかもしれませんがOpenLMIが発展していけば様々なディストリビューションの管理が容易になります。

lmiで使用するコマンドは、CentOSなどで使用する既存のコマンドよりも数がとても少ないです。

ただし、一つのコマンドで関連する情報をまとめて表示してくれるため、その点に従来のコマンドに無い便利さを感じました。

それらをうまく使いこなすことによって管理者のスキル習得の負担を減らして最低限のコマンドで管理することにつながるのだなと感じました。