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メールアーカイブActive!Vaultのご紹介

弊社にてActive!Vaultを導入・構築した事例を紹介させていただきます。
メーカーサイトでは載っていないところ、実際にActive!Vaultを運用してみて気になるポイントを紹介させていただきます。
機能の紹介などはメーカーサイトをご覧ください。

Active!Vaultとは?

株式会社トランスウエア様が提供しているメールアーカイブです。

メールアーカイブとは?

メールアーカイブは送受信したメールを自動的に保存する仕組み。
アーカイブされたデータは一般的には削除・改ざんすることができないため、内部統制やJ-SOX法対策にも有効な手段になります。すべてのメールを保存することが物理的に難しい場合は、必要なメールだけを選別して確実に保存し、万が一の際にはすぐに検索できることが重要になります。そして、出来る限り早期に導入することが何より大切です。
~Active!Vault製品ページより抜粋~

■Active!Vaultを導入した理由は?

・数あるメールアーカイブのシステムの中で比較的安価
弊社のお客様へ導入したケースをご紹介します。
使用するユーザ数が250ユーザでメールアーカイブを探した場合ですが、製品によっては初期費用が200万円以上を超えてしまう場合がございます。
Active!Vaultは初期費用が100万円以下で収まり、月額費用もなかったので魅力的でした。

・検索機能が分かりやすく、添付ファイルでの検索も可能
最終的にエンドユーザー様にActive!Vaultの管理画面上から操作していただく為、直感的にメールの検索ができるものが必要でした。
Active!Vaultであればシステムに詳しくない方でもメールの検索が可能です。
後程、検索画面についてもご紹介いたします。

・サーバを導入する際に現在運用しているメールサーバに影響が少ない
既に運用しているメールサーバにメールアーカイブを導入する必要があった為、なるべくメールサービスを停止せずに導入できるものが必要でした。
Active!Vaultは導入する際にメールサーバが一回、瞬断するのみでしたのでほとんど影響を与えずに作業ができました。

・アーカイブを利用するユーザのメールソフトの設定の変更が不要
すべてサーバ側の設定で完結しているため、導入後に各エンドユーザのメールソフトの設定変更が不要でした。

■Active!Vaultの構成例はどのようになるのか?

導入した当初は弊社では下記のような構成で運用していました。
kousei3

メールサーバとアーカイブサーバを二つに分けて機能を分散させて運用します。
メールサーバ側にActive!VaultのAgentをインストールし、メールサーバのメールをアーカイブサーバへとコピーして、メールをアーカイブさせます。

運用をしていくうちに新しいサーバへとリプレイスする必要が出てきた為、下記のような構成にメールデータを移行させて運用しています。
メールサーバとアーカイブサーバを1つのサーバに同居させることも可能です。
kousei4

■どういった検索機能があるのか?

下記の画面がメールの検索画面です。
kensaku

検索画面を見ていただければ初めての方でも直感的に操作ができるかと思います。
次に検索画面のポイントとなる機能をご紹介いたします。

・受信期間・メールアドレス等の基本的な検索と添付ファイルについての検索が可能
添付ファイルの内容についても検索を掛けることができます。

・「検索して結果を保存」ボタンが使いやすい
「検索して結果を保存」ボタンをクリックすると検索結果を保存することが可能です。
結果はcsv形式やeml形式のデータをzip形式へ圧縮することができます。
メールアーカイブはリアルタイムで動作しているため、検索した時点での結果が正確に反映される必要があります。
検索と同時に保存ができる為、余計な手間を省くことができます。

■Active!Vaultのバックアップはできるのか?

Active!Vaultのバックアップ方法について、マニュアルには詳しく記載されていませんでしたので一例をご紹介いたします。

Active!Vaultのアーカイブされたデータは最終的にPostgreSQLに格納されています。
Postgresに格納されている大本のデータをバックアップしておかないと復元がうまくできないので事前にバックアップを取得する必要があります。
そこで、Active!VaultのインストールディレクトリにPostgresのコマンドがある為、下記のディレクトリにあるコマンドを利用します。
コマンドはroot権限で行います。

PostgreSQLコマンド格納ディレクトリ

バックアップを取得するコマンドは下記の通りです。

バックアップファイルからデータをリストアさせたい場合は下記のコマンドです。

基本的にはPostgreSQLのバックアップ・リストア方法と同じになります。
ただ、PostgreSQLがインストールされている場所がActive!Vaultのインストールディレクトリになりますのでご注意ください。

以下は、cronを利用して午前3時に自動的にバックアップを取るように設定した内容です。

シェルスクリプトを作成します。

 実行権を追加します。

 cronに追加します。

■Active!Vaultのメールアーカイブデータは移行できるのか?

現在稼働しているActive!Vaultから別のActive!Vaultへのメールデータの移行は可能です。
Active!Vaultを使用してアーカイブされたメールデータはデータベースによって管理される為、データの整合性を崩すことなく別のサーバに移すことができます。
また、メールアーカイブの導入前に送受信したメールデータはアーカイブする手段がありませんので、アーカイブされていない期間を短くするためにもなるべく早めに導入することをお勧めいたします。

移行する際にエクスポート・インポートコマンドを使用するのですが、オプションが豊富なこともあり、必要なデータを必要な分だけ移行ができます。
特定のデータを抽出したりする際にはとても便利です。
ですが、エクスポート・インポートするためにはコマンドラインからの操作が必要ですので慣れていない方にとっては難しいかと思います。

メールをエクスポート・インポートする際のコマンドの例をご紹介いたします。

例1,とりあえずすべてのメールをエクスポート・インポートしたい場合

古いサーバからActive!Vaultへとデータを移行したい場合は上記のコマンドを利用すればすんなりと移行が可能です。
メールサービスを停止する必要もありません。

例2,2012 年1 月1 日のから現時点までのメールを[ /usr/local/mail ]フォルダへエクスポート

例3,受信者(エンベロープTo)が*(ワイルドカード)@test.example.jp と一致するメールをディレクトリ/usr/local/mail にエクスポート

例4,SSHを利用して別のサーバにエクスポート

上記のコマンドを実行する際にメールサーバの機能を止めることなく実行ができますので、スムーズに進めることができます。

■サポートは受けられるのか?

製品を購入した場合サポート窓口への電話番号を教えていただけます。
インストールでの不明点や製品への疑問点をすぐに電話で問いあわせることができるため非常に助かりました。

これからメールアーカイブの導入の検討をされている方の手助けになれば幸いです。