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Amazon LinuxとCentOSの違い

前回までではEC2インスタンスの起動まで行いましたが、そのなかでインスタンスを作成する際のAMI選択で、なぜRed Hat Enterprise LinuxではなくAmazon Linuxを選択したのか特に説明していませんでした。

今回はそのAmazon Linuxについて解説いたします。

Amazon Linuxとは?

aws301

Amazon LinuxとはAmazon社が開発したRed Hat Enterprise LinuxベースのディストリビューションでEC2インスタンスを作成するときに選択可能なAMI(Amazon Machine Image)のひとつです。

主なメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • Amazon社が開発しているためサポートを受けやすい
  • Red Hatベースであるため、Red Hat系のディストリビューションを多く扱う人であれば難なく扱うことが可能
  • Amazon Web Servicesの各種サービスとの親和性が良い
  • Amazon独自のリポジトリを使用しているためかyumがとても速い

デメリット

  • Red HatやCentOSで利用できるyumパッケージがAmazon Linuxで導入できない場合がある

このデメリットの部分が分かりづらいかもしれませんので解説します。

例えばNFSをキャッシングするcachefilesdをyumで検索するとCentOSとAmazon Linuxで以下のような違いが発生します。

CentOS 6系

Amazon linux

CentOSでは存在するcachefilesdがAmazon Linuxでは見つかりませんでした。

Amazon Linuxではyumでお手軽にインストールができないため、自分でコンパイルしてインストールする必要が出てきます。

しかし、このような面倒な部分はあるにしても、Amazon LinuxはAmazon Web Servicesと連携できるコマンドがあったりとなにかと便利ですので、AWSを使用するのであればRed Hat Enterprise LinuxよりもAmazon Linuxを選択したほうが良いのではないでしょうか。

AWSで選択できるAMI

ところで、AWSで選択できるAMI(Amazon Machine Image)はAmazon Linux以外にも数多くあります。

  • マイAMI (自分で作成したAMI)
  • AWS Marketplace(様々なベンダーが提供するAMI)
  • コミュニティAMI(有志が作成したAMI)

aws302

選ぶのに迷うくらい多くのAMIがあります。

AWS MarketplaceではベンダーがCMS等をインストールしたものを提供していますので、便利に使いたいですね。

しかし、コミュニティAMIは有志が作成したAMIがであり、中には素性が分からないAMIが存在していますので、信頼のできるAMIかどうかを判断し利用すべきかと思います。

次回は

次回は「S3のマウントとバックアップ」をお送りします。

EC2と連携して使うとなかなか便利なS3について解説したいと思います。お楽しみに!