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第2回 MidoNetでネットワークの仮想化 ~Midonetのインストール~

MidoNetのインストール

2回目の今回はMidoNetのインストールについてご説明致します。

用意した環境は下記の通りです。

MidoNetをインストールしたサーバ
 CPU:Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU     E8400  @ 3.00GHz
 OS:Ubuntu 14.04.1
 Memory:4GB
 HDD:500GB

*CPUは仮想化技術に対応しているものを選択してください。
公式で推奨されているハードウェア構成ではありませんが動作には問題ありません。

インストールにはMidoStackを使用します。

MidoStackとは?
MidoStackはDevStackとよばれるOpenStackをインストールしてくれるツールにMidoNet用のパッチを適応し、一つのスクリプトを実行するだけでOpenStack+MidoNet環境を構築できるようにするプロジェクトです。基本的なOpenStack・MidoNetの設定が終わった状態の環境を作ることができます。テスト環境を構築する際に使用されることもあります。

Ubuntuにインストールする理由は?
Red Hat Enterprise LinuxやCentOSではMidoStackを使用してMidoNetをインストールすることができません。MidoStackはUbuntuに対応するよう作成されているので、スクリプトを起動させてインストールさせても整合がとれずスクリプトが止まってしまいます。Red Hat Enterprise LinuxやCentOSにインストールする場合はMidoNetとOpenStackを別々にインストールする必要があります。なので、今回は検証用として使用する為UbuntuにMidoStackを使用してインストールを行います。

では実際にコマンドを打ち込んでいきます。まずはUbuntuのリポジトリのデータベースを最新にします。

今回は、Gitを使ってGithubと呼ばれる共有ウェブサービス上に公開されているMidoStackのプログラムを、サーバへクローン(複製)しインストールをしていきます。Gitとは、分散型バージョン管理システムの一つで、もともとLinuxのソースコードを効果的に管理するために開発されました。

下記のコマンドを実行するだけでOpenStackとMidoNetのインストールが完了します。サーバのスペックにもよりますが、スクリプトの処理が終わるまで約30分ほどかかりました。

スクリプト一つで全部インストールできてしまうすごく便利なものです。下記の記述が表示されたらインストール完了です。

続いてコマンドライン上でMidoNetの動作を確認してみます。MidoNetのCLIを利用します。

ルータを表示させます。MidoStackでインストールをするとProviderRouterが作成された状態になります。ProviderRouterとは外部のネットワークとMidoNetで構成したネットワークをつなぐルータになります。router1が仮想ルータになります。

表示される項目は左から下記のような構成になります。

OpenStackの管理画面上からだとルーターが視覚的に確認できます。
mido021

続いてブリッジを表示させます。

表示される項目は左から下記のような構成になります。

 

管理画面からの操作

続いてOpenStackの管理画面からネットワークの設定ができるか確認してみます。your-ipaddressの部分は適宜環境に合わせて変更して下しさい。
usernameとpasswordはデフォルトでadminとgogomid0になっています。

http://<your-ipaddress>/admin/
username: admin
password: gogomid0

OpenStackを利用されている方は気づくかと思いますが、左側のプロジェクトの項目の中にネットワーク関係の項目が表示されています。管理画面から設定ができますので、コマンドラインからの操作に抵抗がある方でも設定しやすいです。
mido021

先ほどmidonet-cliで確認したルータも表示されています。この画面からルータの設定も可能です。

mido022

 次回は仮想ルータを使って小規模なネットワークを構築します。