Nedia What's up!

ネディアのエンジニアによるIT技術やサービスの紹介・検証などをお届け!

IEEE802.11ac対応製品を買う前に知っておきたいこと

最近IEEE802.11acに対応した無線LANルーターがトレンドになりつつあります。

今回はこのIEEE802.11acについて書きたいと思います。

wifi

IEEE802.11acは最大6.93Gbpsという、旧規格IEEE802.11nの11.5倍の通信速度を誇ります。

上記はあくまで規格上の最大値なのですが、現在一般的に購入可能なIEEE802.11ac製品は、大体以下の3種類に分けられます。

  • 最大433MbpsのIEEE802.11ac対応製品
  • 最大867MbpsのIEEE802.11ac対応製品
  • 最大1300MbpsのIEEE802.11ac対応製品

これ、1本あたり433Mbpsの5GHz送受信アンテナを何本束ねているかで通信速度が違うということなんです。(MIMOという技術です。)

ドラゴンボールで例えると433Mbpsの製品が普通の界王拳に対して、1300Mbpsの製品は3倍界王拳を使っている感じです。

 

また、アンテナのほかにも高速化のポイントとして帯域幅というものがあって、IEEE802.11nの40MHzに対しIEEE802.11acでは80MHzという2倍の帯域幅を使用しています。

更にIEEE802.11acの帯域幅は最大160MHzまで拡張可能なので、現状の80MHzを倍速化することができます。

 

以上をふまえると、IEEE802.11acの理論上の最大通信速度6.93Gbpsは8×8のMIMOと160MHzの帯域幅を使用してできる数値で
433Mbps x 8本のアンテナ x 80MHzの2倍の帯域幅 = 6.93Gbps
という内訳で16倍界王拳に達するわけです。

 現在は最大でも3×3のMIMO(アンテナ送受信3本)に対応した製品が主流なので、最大通信速度に達するまではまだまだ時間がかかりそうですが、これ以上無線LANが早くなっても、10Gbpsの有線LANが普及しないと宝の持ち腐れになるかもしれません。

ちなみに無線LANアクセスポイント側だけでなく無線LANクライアント側も同様に、どのレベルのMIMOに対応しているのかで速度が限定されてしまいますので注意が必要です。

 

こんな記事を書いていたらIEEE802.11ac対応の無線LANルーターが喉から手が出るほど欲しい!と思ったけど、よく考えたら我が家にはIEEE802.11acクライアント自体が存在しないことに気付いた千本木でした。